第97回 箱根駅伝 選手インタビュー

館澤 亨次 主将
(体育学部競技スポーツ学科4年次生)

チームの大黒柱が万全の状態で復帰
“最後の駅伝”で有終の美を飾る

――今シーズンは故障もあり、苦しいシーズンになりました。

館澤 亨次 選手

関東インカレや日本選手権など昨年度まで勝てていたレースで、思うようなスピードが出せないように感じていました。これまで大きな故障をしたことがなく、痛みにも強い方だったのでけがをしているという考えが浮かばず、「なぜだろう」と思いながら練習を続けていました。7月ごろに我慢できないほどの痛みを感じるようになり、ドクターに見てもらったところハムストリングに大きなダメージがあることが分かりました。MRIの画像では肉離れよりもひどく、筋肉がたてに裂けているような状態で……、「普通だったら歩くこともままならない」と言われました。でも不安より走れなかった原因が分かってよかったと少し安心しました。その後は国立スポーツ科学センターでリハビリすることになり、チームの夏合宿には帯同できませんでした。しかし、そこでトレーナーやさまざまなアスリートとの出会いがありました。多くの考えに触れることができたのは財産だと感じています。また今までのフォームを見直す時間もでき、けがから復帰するための時間は今後の競技人生に向けてとても有意義なものになりました。

館澤 亨次 選手

――これまでの3年間は学生三大駅伝すべてに出場してきました。今年度は出雲、全日本と欠場となりましたが、どのように見ていたのでしょうか?

夏のアメリカ合宿が終わり、帰国したメンバーたちは、練習や寮での様子を見ていても全員が「強くなりたい」とさまざまな取り組みをしていました。副主将の西川を中心にチームが一つになり、下級生も自主性や目標を持ってトレーニングをしている姿が主将として本当にうれしかった。もちろん、早く自分も加わりたいという焦りもありましたが、大けがから復帰したばかりの自分が駅伝を走れるほど今の選手層は薄くありません。完治するまではチームのために走る以外のサポートを全力でしようと思っていました。出雲は惜しくも4位でしたが、その悔しさを糧にして全日本は優勝。同期はもちろん、頼もしい後輩たちばかりなので、箱根駅伝も楽しみになりましたね。

館澤 亨次 選手

――現在のコンディションと箱根駅伝への意気込みを教えてください。

現在はチームの練習にも合流し、箱根駅伝に向けて手応えを感じています。昨年度は4区で区間2位でしたが、リハビリ中に自分の走りをゆっくりと分析する時間もあったので、昨年度の同じ時期よりもコンディションはいい。完璧な状態でレースに臨むつもりです。今季は主将という立場でありながら、チームに何一つ貢献できていません。箱根では連覇に貢献し、仲間たちへの恩返しをしたい。卒業後は1500mに専念しますし、就職する実業団チームは駅伝に取り組んでいません。今回の箱根が自分にとって最後の駅伝になります。悔いのない走りをして最高の結果で終わります。

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